ラップハープってどんな楽器?

ラップハープとかメロディーハープとか呼ばれる、そもそもは子ども向けのオモチャ楽器です。

誰でもすぐに弾ける!

ラップハープの特長は何と言っても、
誰でもその場ですぐに演奏を楽しめるってこと!

ソングカードという台形の厚紙を弦の下に差し込んで、カードに書いてある音符の順に弦をはじくと…そのままメロディーが弾けてしまいます。 子ども向けのオモチャ楽器とは言いましたが、弾いてみると小さな音ながら、なかなか美しい音色ですね。

欧米では子どもの誕生日やクリスマスにプレゼントするものですが。日本では子どもよりもむしろ、大人が自分用に購入して演奏を楽しんでいます。 北米TKO社のラップハープには、大人向けの上品なモデルもあります。

フランスのプサルテリーが原型?

ラップハープは北米以外でも、ドイツやポーランド、ロシアなど、ヨーロッパ全域で作られています。

ラップハープのソングカードは、楽器史上に残る画期的な発明だったと、私は思っています。

誰がソングカードを思いついたのかは不明ですが。ただ、どのメーカーも申し合わせたように同じようなラップハープを製造していますから。

昔、何かオリジナルがあって、それを各メーカーが勝手に寸法をコピーして製造販売しているって状況なのではないか?と憶測しています。

ソングカードの起源は不明ですが…
ラップハープ本体の形そのものは、フランスの古楽器プサルテリーを小さくしたのでは?と臆されています。

北米TKO社のラップハープのデザインは、間違いなくプサルテリーを意識しているようですし。

とはいえ、平たい箱に弦をたくさん張った楽器は、世界中にたくさんありますから…なにか特定の楽器を参考にしたわけでもないかもですね。